喪中ハガキが届いたらお供え造花を贈りませんか?

近年、家族葬が増え、家族と親類のものだけで葬儀をおこなわれるようになったため、訃報を喪中ハガキで知るケースが多くなりました。親しかった、お世話になった方の訃報を、喪中ハガキではじめて知ったとき…

 

どうしたらよいかと悩まれたことはありませんか?

先日、お供え造花を贈って喜ばれた安田志保子さんからこんなお便りをいただきました。


 

12月の或る日の朝、いつもと同じように郵便受けに行ったとき、他の郵便物の間に一枚の喪中欠礼状をみつけました。わたしは一瞬、目を疑いました。

「えっ、杏子さんの旦那さん亡くなったの…」

わたしは一瞬、目を疑いました。

杏子さんは大学時代に仲の良かった同級生です。でも、旦那さんが亡くなってたなんて知らなかったのです。在りし日の優しげな面影が思い出されてきました。もう葬儀は終わってしまっているから、いまさらお香典を送るにもタイミングがよくないけど、寒中見舞いのハガキ一枚で済ませてしまっては、さみし過ぎる…。うつむいている杏子さんの姿が見えるようで心配になってきました。でも、年賀状のやりとりだけで、もう何年もお会いしてないから、いきなりお電話するのも、お訪ねするのも気がひけてしまう。わたしは考えあぐねてしまいました。

 

「こんなときって、どうしたらいいのかしら」

 

「そんなときには、お供え用の造花を贈ってみたらどうかしら?」

 

思い悩んでいるわたしに、母がステキなアドバイスをしてくれました。「そんなときには、お供え用の造花を贈ってみたらどうかしら?」母が言うには、「お花はお悔やみの気持ちを伝えるだけでなく、贈られた人をよろこばせ、つらい心を和ませてくれるものだし、造花なら、水替えなどで贈られた人に負担をかける心配もないのよ」、と言うのです。わたしはさっそくお花を贈りました。

 

「あっ、志保子さんが花を贈ってくれたんだ」

後日、杏子さんから「お花をありがとうございます。花と一緒にあなたの暖かい気持ちが伝わってきて、とても心が安らぎました」と言う、たいへん丁寧なお礼状が届きました。自分の気持ちが届いたことがうれしくって、わたしの心まで明るくなった気がします。母にもお礼をいいました。春になったら、お茶かランチにでも誘おうかしらと思っています。

 


 

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