ご使用方法

簡単な、墓前用の仏花の組み合わせ方をご紹介します。

簡単な、墓前用の仏花の組み合わせ方をご紹介します。初めての方でも、意外と簡単にできるものです。ステップをふんで、やってみましょう。

 

 

基本的な組み合わせをつくる3つのステップ

まず、分かりやすくシンプルな7本の組み合わせでご説明します。
もっとボリュームを出したい場合は、この基本をふまえて自由に工夫してください。


ステップ1

まず、メインとなる同種の花を3本選びましょう。ご自分の好きな花で結構です。写真のように上中下に3本を入れ、手に持って、全体のバランスを見ながら形を整えてください。

 

ステップ2

次に、3本の花の間に、3本の花を入れましょう。メインの大きな花をひき立てるように、小花(またはグリーンの葉)を選ぶと良いでしょう。主役の大花の間に、脇役の小花が入る、という感じです。

 

ステップ3

最後に、背の高い花を1本、一番後ろに入れましょう。これで7本の花が入りました。全体の形を整えて、菱形になったら、ステム(柄)をワイヤーで留めます。花立ての底にステムが着くとぐらつくので、花立ての高さよりも4〜5センチくらい短くカットしてください。

 

 

 

 


 

仏花アレンジの基本的な3つのポイント

○全形はひし形を基本に
1本の花を頂点に決めて、2本の花を両サイドに添えると、この3点とステム(柄)の末端をベースにした菱形ができます。この菱形を保ったまま、他の花々を加えてゆくと、基本の形がキレイにつくれます。

 

○背面はフラットに
花立ての後ろにある墓石にぶつからないように、アレンジの背面はフラットに仕上げましょう。この形は、お札を挿すときの邪魔にならないため、段違いに並べられる祭壇用供花にもつかわれます。

 

○ステム(柄)は、花立ての高さよりも短くカット
花立ての底にステム(柄)が着くと、ぐらつきの原因となります。ステムは、花立ての高さよりも4〜5センチくらい短くカットしてください。ちなみに、全国の平均的な花立ての高さは19センチです。

 

 

仏花の組み合わせ例

7本の花を使用した、基本的な花の種類による組み合わせの例です。
花の種類を変えるだけで、こんなにも印象がちがって見えます。
ご参考にしながら、ご自由に花の組み合わせをお楽しみください。

典型的な組み合わせの仏花です。メインの菊を中心に用いながら、カラーなどの洋花をその左右と上に配して、キレイな菱形をつくっています。濃い赤に、葉の緑と黄色の配色も落ち着いておごそかな雰囲気をかもしだしています。

こちらも和花と洋花を組み合わせた仏花です。メインの菊の色が白で、洋花のトルコキキョウなどの花も淡い色合いにまとめられています。和の風情を保ちながら、モダンで優しい感じに仕上がっています。

洋花だけで組み合わせた仏花です。メインとなる白いユリを中央にして、キンギョソウなど黄色の花を左右と上に入れてています。白と黄色とグリーンが、さわやかで明るいハーモニーを奏でています。

こちらも洋花だけで組み合わせた仏花です。メインとなる白ユリの間に、コチョウランなどのピンク系の花をあしらいました。ユリの白い花と、上品なピンクの花がマッチして、清楚な香気が感じられます。

 


 

仏花に使われる花の種類とその意味

仏花に使われる花には、固有の特長があり、伝統的な意味づけや役割があります。ここにその代表的なものをご紹介します。

ユリ

ユリが一本あるだけで、アレンジの豪華さがきわだちます。それでいて、けっして華美にはならず、清らかな雰囲気を保ってくれることが、仏花として特に人気の高い理由でしょう。

キク

天皇家を象徴する花であり、古くから仏花にはかかせない花として使われてきました。おごそかな美しさは他の花にないものです。近年は、マムと呼ばれる洋種のキクも多くなり、さまざまな色合いの花や、一本に花の幾つもついたスプレーもご利用いただけます。

ハス

ハスは、水の中から生じ、清らかな花を咲かせることから、仏の知恵と慈悲のシンボルとされています。金色のハスを「常花」として仏前に飾る風習もあります。生花ではなかなか手に入りにくいものですが、たいへんに仏教に縁が深い花です。仏事のお供えに加えたい花です。


 

 

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仏花の組み合わせ方

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